ガジェまる物語

エピソード1:ごみ捨て場の出会い

ある日の夕暮れ、少年は町外れのごみ捨て場で壊れたラジカセを探していた。

ロボットはホコリまみれでパーツも壊れていたが、どこか温かさを感じた。

「これ…ロボット?動くのかな……」

少年の目がキラリと輝く――
ここから、ふたりの物語が始まる。


シーン2:修理と再起動

少年は、拾ったロボットを自宅のガレージに持ち帰った。

作業机にそっと寝かせ、壊れた配線や部品を丁寧に外していく。ガレージでの修理

目の前には、長年動いていなかったロボット。
だけど、少年の手には“なんとか直したい”という気持ちがこもっていた。

「よし、基板もハンダしなおした…次はバッテリーだな」

「もうちょっとで動くかも…!」

震える手で最後のコードをつないだその時――

「…ピコン…」

ロボットの目が光り、かすかに体が動いた。

「…ボク…ガジェ…まる…」

「しゃべった!? 君、名前あるの!?」

「…うん…よろしく…」

こうして、少年とロボットの新しい生活が始まった。