「エアコンの工事費って高いですよね。『自分でやればタダじゃん!』とDIYに挑戦しようとしているあなたへ。電気工事士のガジェまるです!
実は私、プロとしての知識があるにもかかわらず、自宅のエアコンDIYで盛大にやらかした経験があります(笑)。 エアコン交換は、正しい手順と専用工具(数千円でレンタル可能)さえあればDIY可能です。ただし、ちょっとした気の緩みや手順の間違いが、ガス漏れや水漏れといった大惨事に繋がることも…。
この記事では、皆さんが私と同じ失敗をしないよう、取り外しから取り付けまでの全工程をたっぷりの写真付きで分かりやすく解説します! まずは、あなたの家が「安全にDIYできる環境かどうか」から一緒にチェックしていきましょう。
【作業に入る前に絶対に確認してください!】
以下の設置条件に当てはまる場合は、感電や転落の危険、家の構造を致命的に傷つける恐れがあるため、DIYは諦めてプロに頼んだほうが安全で安心です。
- コンセントの形状や電圧が違う
(電圧変換やコンセント交換は「電気工事士」の資格が必要で、誤ると発火の危険があります) - 室外機が2階等の高所(壁面や屋根の上)になる
(足場が不安定な高所作業となり、転落事故のリスクが非常に高いです) - 壁に配管用の穴が開いていない(新規の壁貫通が必要)
(建物の重要な柱や筋交いを誤って切断してしまうリスクがあり、難易度が高いです)
「設置環境は問題なし!DIYに挑戦してみたい!」という方は、さっそく必要な道具から見ていきましょう!
🛠️ エアコンDIY交換に必要な道具・部材(レンタルがおすすめ!)
今回使用した工具・部材の一覧はこちらです!すべてを新品で買い揃える必要はなく、賢く揃えるのがDIYのコツです。
👇 今回使用したDIY工具と部材を順番に紹介します!
🟢 必須の部材・工具(ホームセンター等で用意)
エアコン用の「配管セット(冷媒配管やパテなどがまとまったもの)」がホームセンターの資材コーナーで売られています。ご自宅の室外機までの距離に合わせて「3m」「5m」など必要なメーター数のものを選びましょう。 また、VVFケーブル(電線)はセットに含まれていないことが多いですが、こちらもホームセンターに行けば必要な長さだけ「切り売り(量り売り)」で安く買えます。
🔵 レンタルすべき専門工具(買うと高価!)
真空ポンプやマニホールドゲージ、トルクレンチといった専門的な工具は、普通に買うと数万円してしまいます。これらは3,500円で一式まるごとレンタルできるので、DIYなら絶対にレンタルを利用するのがオススメです!

真空ポンプ

真空ゲージ

チャージバルブ

チャージホース

トルクレンチ

フレアツール

パイプカッター

リーマー

水平器

モンキーレンチ

六角レンチ
💡 【安心のレンタルサービス】
真空ポンプ等の専用工具はレンタルが賢い!
上記の青いバッジの専門工具をすべて買い揃えると数万円かかってしまいます。私がおすすめするのは「株式会社アイテック(愛のあるドットコム)」の工具レンタルです。
なんと3泊4日で3,500円(税込)という格安価格で必要な工具一式が揃います!さらに、プロのスタッフによる電話サポート(2回まで)も付いているので、「途中で分からなくなったらどうしよう…」というDIY初心者でも安心して作業を進められますよ。
🟠 あったら便利な工具(作業効率アップ)
【STEP1】古いエアコンの取り外し手順(必須作業:ポンプダウン)
まずは古いエアコンの撤去から。ここで一番重要なのが、エアコン内のフロンガスを大気に漏らさず室外機に閉じ込める「ポンプダウン」という作業です。これを忘れるとガスが噴き出すので要注意!
1. 室外機のカバーとバルブキャップを外す
まずは外での作業です。室外機の側面にあるカバーをプラスドライバーで外します。カバーを外すと、電源コードの接続部や配管パイプが見えてきます。 ※この時点ではまだ電気が通っているので、電源コードの金属部分などには絶対に触れないよう注意してください!


室外機には太い配管と細い配管が繋がっています。それぞれの根本にある、表面が平らな六角ナット(バルブキャップ)をモンキーレンチで左回りに回して、2つとも外します。キャップを外すと、中に六角レンチを挿し込めるバルブが見えてきます。


2. 強制冷房運転でガスを回収する
ポンプダウンを行うためには、冬場であっても強制的に冷房を動かす必要があります。機種によって操作方法は異なりますが、ダイキンの場合は本体の「運転/停止」ボタンを長押し(約5秒)すると強制冷房が開始されます。他のメーカーでも、前面パネルを開けたところに「応急運転」や「強制冷房」のボタンがあることが多いです。わからない場合インターネットでポンプダウン、あなたのエアコンの機種名で調べることができます。吹き出し口からきちんと冷たい風が出ていることを確認しましょう。


3. 【要注意】バルブを閉める正しい手順とタイミング
冷房が動いたまま、再び外へ。まず細い方の銅管パイプ(送り側バルブ)の穴に4ミリの六角レンチをさし込み、右回り(時計回り)にキュッと全閉にします。これで室内機へガスを送るのがストップし、開いたままの太いパイプからガスが室外機へどんどん回収されていきます。この状態のまま2〜3分間冷房運転を続けたら、今度は太い方の銅管パイプ(受け側バルブ)にも4ミリの六角レンチをさし込み、右回りに回して全閉にします。これで室外機の中にフロンガスを完全に閉じ込めることができました!ポンプダウン完了です。

4. エアコンを停止し、必ずコンセントを抜く!(感電防止)
エアコンを停止させたら、次の作業に移る前に必ず室内のコンセントからプラグを抜いてください。 これを忘れたまま室外機の配線(電線)を外そうとすると、電気が流れていて感電する恐れがあり大変危険です!
5. 室外機側の配管・電線外しと「ガス抜け」確認
外へ戻り、手順1で外したバルブキャップを手締めで戻します。次にモンキーレンチで銅管パイプのナットを外します。 💡 ここがポイント: ナットを緩めた時、「プシュッ」と一瞬だけ音がしたらポンプダウン成功です!しかし、「プシュー」と音が連続する場合はガスが抜けきっていません。すぐに締め直し、手順2の強制冷房からやり直してください。


配管が外れたら、次は室外機に繋がっている電線を取り外します。感電を防ぐため、作業前に必ず室内のコンセントが抜けていることをもう一度確認してください!
黒・白・赤の3本の電線が端子台に刺さっています。電線が刺さっている穴のすぐ上に、マイナスドライバーがぴったり入る小さな四角い穴があります。これが配線のロックを解除するボタンです。この解除穴にマイナスドライバーを強く奥まで押し込みながら、もう片方の手で電線を下へ引っ張ると「スポッ」と簡単に抜くことができます。

6. 室内機側の配管・ドレンホースを外す
次は室内機から外へ伸びる配管の繋ぎ目(ジョイント部)とドレンホースを外します。まずは外壁の化粧カバーのネジを外し、テープで巻かれた配管の中から「少し太くなっている繋ぎ目」を探します。中の銅管を傷つけないようカッターで慎重に断熱材を切り開き、金属のナットを露出させましょう。

ナットが見えたら、ここでも必ずモンキーレンチを2本使って外します。右側のレンチで根元をガッチリ固定し、左側のレンチを上方向(持ち上げるよう)に回して緩めるのが正しい手順です。片方のレンチだけで力任せに回すと、細い銅管がねじ切れて大惨事になるため絶対にやめましょう!

配管が外れたら、一緒に束ねられている水抜き用の「ドレンホース」も外します。繋ぎ目を覆っているテープを剥がしてジョイント部分を引っ張ったら外れます。

7. 室内機本体の取り外しと撤去
いよいよ室内機本体を壁から取り外します。室内機は、壁に固定された金属の板(据付板・背板)に上部が引っかかり、下部がツメで固定されている構造になっています。
まずは本体の下部(両端の近くにある「PUSH」や「プッシュ」というマークのあたり)を壁に向かってグッと押し込みながら、手前に少し浮かせます。下側のツメが外れたら、そのまま本体を両手でしっかりと持ち、上に持ち上げるようにすると、上部の引っ掛かりも外れて室内機が壁から離れます。
室内機が外れたら、外の配管と繋がっている場合は、そのまま壁の穴から屋外の配管ごとズルズルと引っ張り出します。この時、配管が穴の縁に引っかからないよう、無理に引っ張らずに角度を調整しながらゆっくり引き抜くのがコツです。
※古いエアコンの場合、本体の中(ドレンパン)に水が残っていて傾けた時にこぼれてくることがあります。床や壁が濡れないよう、下にタオルを敷くなどして注意深く作業してください。

室内機と配管をすべて撤去できたら、最後に壁に残っている古い据付板のネジをドライバーで全て外します。これで古いエアコンの取り外し作業は完全終了です!

【STEP2】新しいエアコンの取り付け(室内機・室外機の設置)
ここからは新しいエアコンの取り付け作業に入ります。
1. 新しい据付板(背板)の壁への取り付け
新品のエアコンは本体裏に据付板がビス止めされていることがあるので、まずは外しておきます。
次に壁への取り付けです。板に刻印された目印(「右〇〇mmが穴の中心」など)に合わせて左右の位置を決めます。高さは、配管穴の下側が本体で隠れるように調整します。板の下面と穴の下面を「同じ」か「穴が少し(5mmほど)下」になるように合わせるのが水漏れを防ぐコツです。
位置が決まったら真ん中をビス1本で仮止めし、水平器を当てます。基本は水平ですが、結露水を外へ流すため、配管穴がある方をほんの少し(1mm以下)だけ下げて傾けましょう。
最後に残りのビスでしっかり固定します。ネジが空回りする壁には必ず「ボードアンカー」を使ってください。特に取付板に矢印で指定された箇所は確実な固定が必須です!ここが甘いと、重い本体を掛けた時に壁から浮いたり落下する原因になるので要注意です。

⚠️ 失敗談:配管が持ち上がって水漏れ!
壁の穴より「下」に据付板を付けすぎた結果、本体を乗せたときに配管が下からグッと押し上げられてしまいました。そのせいでエアコンの水平が崩れ、水が外へ流れずに部屋の中へポタポタ漏れ出す大惨事に…。
【正解は?】 配管が持ち上がって水平が悪くならないよう、据付板は「穴の下面より下になりすぎない位置」に取り付けるのが鉄則です!
2. 室内機の配線(VVFケーブル)と配管の準備
まずは室内機の裏側から表側の端子台へ向かって、VVFケーブルを通します。

次にケーブルの被覆を剥きます。端子台の近くに原寸大の「ストリップゲージ(皮むき寸法)」が刻印されているので、それに合わせて中の銅線を(15mm程度)むき出しにします。剥いたケーブルは、端子台に指定されている色通りに奥までしっかりと差し込みます。


配線が終わったら、このケーブルと冷媒配管、ドレンホースを一緒にテープで巻き、壁の穴を通しやすいように1つにスッキリ束ねておきましょう。
3. 室内機本体の壁掛け
先ほど束ねた配管とケーブルを、壁の穴からゆっくりと外へ通していきます。
配管が外に出たら、エアコン本体を持ち上げます。まずは本体の上部を、据付板の「上側のフック(ツメ)」にしっかりと引っ掛けます。
上側がきちんと引っ掛かったことを確認したら、今度は本体の「下側」を壁に向かって押し込んでください。両手でグッと押し込み、「カチッ」と音がして下のツメが固定されれば、壁掛けは完了です。

4. 室外機の設置と配管接続(トルクレンチ使用)
室外機を安定した場所に設置したプラブロックの上に乗せ、付属のボルトでしっかりと固定します。

次に配管を接続します。ガス漏れを防ぐ最大のポイントは、まず配管とネジを真っ直ぐ合わせ、「手締め」でスルスル入るか確認することです。最初から工具を使うとネジ山を潰す原因になるため、指先で回らなくなるまで手で締めるのが鉄則です。
手で回らなくなったら、モンキーレンチで本体側のバルブをしっかり支えながら、もう一方の手でトルクレンチを使って締め込みます。最後にトルクレンチで「カチッ」と適正トルクで本締めすれば完了です!


⚠️ 失敗談:無理やりねじ込んでフレアが潰れた…
配管がまっすぐ合っていない状態で、最初からレンチを使って無理やり斜めに締め込んだ結果、フレア(広がり部分)が潰れてガス漏れの原因に。やり直しで泣きそうになりました。
【正解は?】 配管口と配管をまっすぐ一直線に合わせ、最初は必ず「手締め」で回らなくなるまでネジを締めるのが鉄則。これで斜めに入って潰れるのを防げます。最後にトルクレンチで「カチッ」と適正トルクで本締めしましょう!
5. 室外機のケーブル(電線)接続
端子台の近くにある「ストリップゲージ(むき寸法)」に合わせてケーブルの被覆を剥きます。
剥いたケーブルは、指定された色の順番(黒・白・赤など)通りに端子台へ接続します。

【STEP3】DIY最大の山場!「真空引き」とガスの解放
エアコン取り付けで一番重要かつ、プロっぽさを味わえるのが「真空引き」です。配管内の空気や水分を抜き、真空状態にします。
1. 真空引き前の初期設定(バルブをすべて「閉」に)
接続作業中にガスが漏れたり空気を吸い込んだりしないよう、まずはすべての通り道を遮断します。
- マニホールドゲージの青いレバー(左側): 時計回り(右)にいっぱいまで回して、完全に閉めた状態にします。
- 室外機側サービスポートのコントロールバルブのレバー: 反時計回り(左)にいっぱいまで回して、完全に閉じた状態(中の虫ピンを全く押していない状態)にしておきます。


2. ホースを接続して真空引き開始
レバーが閉まっていることを確認したら、写真の通りにホースを繋いでいきます。
- 黒(または青)のホース: マニホールドの左側(LOポート)と、室外機側のサービスポート(コントロールバルブ)を繋ぎます。
- 黄色のホース: マニホールドの中央ポートと、手前に置いた真空ポンプを繋ぎます。
- 赤いホース(今回は不使用)
- 真空ポンプの運転: スイッチオン!真空ポンプの電源を入れると「ブィィィン」という音が鳴り始めます。
- マニホールドゲージの青いレバー(左側): 左(反時計回り)にいっぱいまで回して、開けた状態にします。
- 室外機側サービスポートのコントロールバルブのレバー: 右(時計回り)にいっぱいまで回して、開けた状態(中の虫ピンを押す状態)にして配管内を真空にしていきます。
- 約10〜15分ほど運転させ、ゲージの針が徐々に下がって「-0.1MPa(真空状態)」を指すことを確認してください。

⚠️ 失敗談:針が下がらない!?原因はホースの緩み
いざ真空ポンプのスイッチを入れたのに、ゲージの針が全然下がらない(真空にならない)というトラブルが発生!原因は「ホースの接続不良」でした。
【正解は?】 真空引きを始める前に、マニホールドゲージとホース、室外機のすべての繋ぎ目が「手締めでしっかりと奥まで閉まっているか」を必ず再確認してください。ここが緩いと、外の空気を永遠に引き続けてしまいます。
3. 気密試験とフロンガスの解放
バルブを閉じてポンプを停止し、そのまま10分ほど放置します。ゲージの針がゼロに戻らなければ(空気漏れがない証拠です!)気密試験は合格。最後に、六角レンチを使って室外機の側面のバルブ(2方弁・3方弁)を反時計回りに全開にし、本体に閉じ込めていたフロンガスを「プシュッ」と配管内に解放します。バルブキャップをしっかりと閉めましょう。

4. 仕上げのパテ埋めと緊張の試運転
最後に、配管に保護テープを巻きます。この時、「下から上へ」巻くことで瓦屋根のように水を弾き、雨水の侵入を防げます。壁の配管穴の隙間も、エアコン用のシールパテを粘土のようにこねて、隙間がないようギュッとしっかりと埋め込みましょう。
すべて完了したら、コンセントを挿して電源をON! 冷房(または暖房)運転をして……無事に冷たい風が出てきました!! ランプが正常に点灯し、水漏れなどもなければ作業完了です。
⚠️ 無理は禁物!エアコンDIYを諦めるべき「危険なケース」と業者選び
今回は自分でエアコンの取り外しから取り付けまでを行いました。専門的な道具である真空ポンプなどは数千円でレンタルを利用すれば費用を抑えることができ、業者に依頼するよりも安価に取り付けが可能です。
ただし、以下のようなケースは建物の破損や重大な事故につながる危険性が高いため、無理をせず最初からプロの業者に頼むことを強くおすすめします。
- 室外機が2階の壁面や屋根の上など、高所作業になる場合(落下の危険)
- 壁に配管用の穴が開いておらず、新規の穴あけ工事が必要な場合(柱や筋交いを傷つけるリスク)
- エアコン専用のコンセントが設置予定の場所にない場合(電気工事士の資格が必要)
「自分の環境だとDIYは難しそう…」「配管の取り扱いや電気配線がどうしても不安…」と感じた方は、出張費・見積もりが完全無料の専門業者に相談してみましょう。
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